当院の急性期医療 ―命をつなぐ救急医療体制―
「質の高い医療・福祉を効率的かつ継続的に提供する」という理念のもと、1階の救急医療センター、2階の内視鏡室とカテーテル室、3階の手術室・ICU・HCU、そして7階のヘリポートまで、最短で移動できるよう動線を短くし、緊急時の対応を可能にしております。
急性期病棟紹介
北館 2・3F 手術室
手術室は、外科、整形外科、泌尿器科、脳外科、心臓血管外科、耳鼻科、眼科などの手術を行っており、ハイブリット手術室やダヴィンチなどを有し、年間4000件程度の手術を実施しています。手術を円滑にするために医師、MEと連携し、チームで手術にあたっています。術前訪問で患者さんの状態を把握しながら、必要な看護が提供できるよう行っています。また、術後の患者さんの状態を確認し、チームでの看護の評価をしています。
北館 3F ICU(集中治療室)
ICU(Intensive Care Unit)は、心臓血管外科、外科系の手術後の患者さんが多く入室されます。ICUの看護の特徴は、2対1の看護配置で集中的かつ質の高い全身管理を24時間体制で取り組んでいます。心身ともに安定した経過が辿れるようケアを行っています。ICUでは、医師、薬剤師、リハビリスタッフとともにチームで連携し、早期回復に向けて取り組んでいます。
北館 3F HCU(高度治療室)
HCU(High Care Unit)は、心不全、呼吸不全や外科系の手術後やERからの緊急入院などあらゆる診療科の重症患者さんを受け入れています。4対1の看護体制で、入室から退院後を見据えての看護を提供することを心がけています。また今年は、HCUのスタッフ教育を評価し、より専門性の高いスタッフの育成を目指しています。
北館 4F(西)
北館4階西病棟は、総合内科、消化器腕、呼吸器科を主科とする内視鏡的治療を受けられる患者さんが多く入院されます。患者さんは高齢の方も多く、退院に向けたADLの維持が必要となります。この病棟では、標準的な看護ケアや認知症のある方の看護を学ぶことができます。私達は、患者に必要な治療、看護を提供できるよう努力しています。
北館 4F(東)
北館4階東病棟は、産婦人科を主科とし、分娩件数は200件/年ほどで、他には手術療法を受けられる患者さんが入院されます。患者さんは若い女性が多く、妊娠の指導から出産後の育児に至るまで、外来、病棟を通して指導、看護を行っています。この病棟では、産後の患者や新生児の看護を学ぶことができ、私達は、母子のサポートに努力しています。
北館 5F(西)
北館5階西病棟は、循環器内科、心臓血管外科を主科とする内科治療、手術療法を受けられる患者さんが入院されます。患者さんは、複数の疾患を持ちながら循環器の治療を受けられる方が多いという特徴があります。また、心臓カテーテル検査、治療を目的とする短期入院の方も20件程度/週実施しています。この病棟では、急性期から慢性期まで様々なステージにある患者さんの看護を学ぶことができます。私達は、患者さんの早期退院のために自宅での生活を見据えた生活環境の整備に努力しています。
北館 5F(東)
北館5階東病棟は、血液・腫瘍内科としてがんの治療を受けられる患者さんが主に入院されます。患者さんは、幅広い年齢層で長期療養の方が多く、QOLの維持が重要となります。この病棟では、化学療法を受けられる患者さんの看護を学ぶことができ、私達は、安全にがん治療が行えるように努めることと、退院後の継続的な療養生活の支援に努力しています。
北館 6F(西)
北館6階西病棟は、消化器外科、呼吸器外科を始めとする外科系の手術、泌尿器科、形成外科などの手術療法を受ける患者さんが入院されます。患者さんは、がんの患者さんも多く、術後の看護や化学療法を受ける患者の看護、末期におけるQOLのための生活管理など指導を行っています。当病棟では、がんや外科看護を学ぶことができ、私達は、患者さん、家族の意思決定支援に努力しています。
北館 6F(東)
北館6階東病棟は、整形外科、脳外科を主科とする手術療法を受けられる患者さんが入院されます。患者さんは、高齢の方が多く手術から自立支援までに長時間を要すという特徴が有ります。
この病棟では、周術期看護と認知症のある患者さんへの看護を学ぶことができ、私達は、高齢者の方の意思決定支援、および退院支援に努力しています。
南館 7F
南館7病棟は急性期病棟であり、急性期の治療が一段落して、現在の状態を維持しながら退院・転院を待つ患者さんが入院されます。患者さんは高齢の方が多く、日常生活援助が必要な方が多いという特徴が有ります。この病棟では、多職種連携による退院支援や退院指導や、ターミナルケアなどの看護を学ぶことができます。私達は患者さん・ご家族のニーズを大切にし、QOLのための看護ケアに努力しています。